前回の続きです。
②足首の作用について
ヒールストライクなら、ランニングにおいても歩行周期における立脚期の足首の作用を期待できると思います。
ヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーといった、踵、足首、前足部の丸みを利用して重心をスムーズに前方へ運ぶ作用です。
加えてつま先を上げて着地することで、踵を軸にしてつま先が地面に落ちる力が生まれます。そのまま足首を固定できれば、脚を(そこに乗っている体幹も)前方へ運ぶ力となると考えます。
(書いていて思ったのですが、足首をテーピングで固定するとスムーズになるのですかね?今度実験してみようかなぁ。)
スポンサーリンク
これまで自分の走り方について、左のつま先に比べて右が上がりすぎている、と感じていました。しかし今回の件で、左のつま先は右に比べて上がり方が不十分だったのかもしれない、と考えるようになりました。
つま先を上げることでランニング中に①②の作用が起こり、股関節周りの筋(股関節伸展作用と骨盤前傾作用の筋)の無駄遣いが減ったのかな、と考えています。
踵から接地する走り方は、体への衝撃が大きいと言われます。
しかし今回の経験から、ヒールストライクだと歩行に近い筋活動で走ることができるため、重心の移動もスムーズで無理なく走れるのではないかと思います。
個人的には、ファンランナーやサブ4を狙うくらいのランナーなら、ヒールストライクで良いと考えるようになりました。
※ 重心だのヒールロッカーだの、図があるとわかりやすいですよね。気が向いたら作ります。