ランニング中に気を付けてみたこと②


前回の続きです。

 

②足首の作用について

 

ヒールストライクなら、ランニングにおいても歩行周期における立脚期の足首の作用を期待できると思います。

 

ヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーといった、踵、足首、前足部の丸みを利用して重心をスムーズに前方へ運ぶ作用です。

加えてつま先を上げて着地することで、踵を軸にしてつま先が地面に落ちる力が生まれます。そのまま足首を固定できれば、脚を(そこに乗っている体幹も)前方へ運ぶ力となると考えます。

(書いていて思ったのですが、足首をテーピングで固定するとスムーズになるのですかね?今度実験してみようかなぁ。)

 
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これまで自分の走り方について、左のつま先に比べて右が上がりすぎている、と感じていました。しかし今回の件で、左のつま先は右に比べて上がり方が不十分だったのかもしれない、と考えるようになりました。

 

つま先を上げることでランニング中に①②の作用が起こり、股関節周りの筋(股関節伸展作用と骨盤前傾作用の筋)の無駄遣いが減ったのかな、と考えています。

 

 

踵から接地する走り方は、体への衝撃が大きいと言われます。

しかし今回の経験から、ヒールストライクだと歩行に近い筋活動で走ることができるため、重心の移動もスムーズで無理なく走れるのではないかと思います。

個人的には、ファンランナーやサブ4を狙うくらいのランナーなら、ヒールストライクで良いと考えるようになりました。

※ 重心だのヒールロッカーだの、図があるとわかりやすいですよね。気が向いたら作ります。

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ランニング中に気を付けてみたこと②” に対して2件のコメントがあります。

  1. Ryo Shimizu より:

    先般、コメントさせていただいたShimizuです。
    大変ご丁寧な返信をいただき、ありがとうございました。

    機会がございましたら、是非フィッティングのサンプルとしてご活用(?)いただければ幸いです。
    また、地元にはラン仲間も多数いますので、「ジャストサイズのシューズを正しく履いた時の心地良さ」を彼ら・彼女らにも少しでも伝えたいと思います。

    ところで、今回のテーマも非常に興味深く読ませていただきました。特に、「サブフォーくらいのランナーならヒールストライク」との表現には全く同感です!

    私はもともと踵着地で、最近はややミッドに近い部分を意識して走っています。

    そんな私ですが、10年ほど前になりますでしょうか、ランニング雑誌に感化され、約2年間フォアフットに変え、その間、2回フルを走ったことがあります。
    目標はどちらもサブ4だったのですが、結果、2回とも25~30キロでふくらはぎが悲鳴を上げ、最後までフォアフットが維持出来なかった、という経験があります。

    その後、踵着地に戻してサブ4をクリアし現在に至るのですが、自分の経験から言わせていただくと、脚力(特にふくらはぎ)が無いランナーがフォアフットで走ると、膝、足首、股関節で着地のショックを吸収するだけで地面からの反発を使うことが出来ず、かえってブレーキになってしまう、と考えております。

    そういう視点を持って周囲のランナーさんを見ていますと、比較的スローペースのランナーさんで、フォアフットで「ブレーキを掛けながら」走っている方が結構いらっしゃることが気になります。

    骨盤の前傾後傾や、以前経験していたスポーツで身体に染みついた走り方など、ランナーひとりひとりの着地の仕方には様々な要因があろうかと思いますが、特にメディア等の「フォアフット=効率的」、「踵着地=ブレーキ」といった一括りでの言い方は、少なくとも初心者のランナーさんには好ましくないのではないかな、と感じております。

    、、、すみません、今回も長々と書いてしまい申し訳ございませんでした。

    最後になりますが、靴紐の結び方の動画、非常に参考になりました!
    最近、太平紐から太丸紐に換え、足へのフィットは良くなったもののほどけやすく困っていたのですが、あの結び方ならバッチリです。ありがとうございました!!

    こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

    1. wpmaster より:

      Shimizu様

      コメントありがとうございます!

      フィッティングはぜひサンプル((笑))になってください!お近くでしたら喜んでお伺いいたします。
      コメント欄でどのあたりにお住まいの方かを伺うのは失礼かと思いますので、後程メールにてご連絡差し上げたいと思います。

      私もフォアをやってみてこれはきついなぁと感じて、すぐにやめてしまいました。重心の位置などを考えながら続けていれば身につくのかもしれませんが、その前に故障するかもしれませんし、難しいところです。

      仰る通りスポーツ歴や筋肉のつきかたなどで、ランニングフォームも人それぞれになると思います。
      フォアフットでジョグをしている方もいますよね。個人的には心配ですが、走り方も個性と言えば個性でなので、故障せずに楽しく走ることができているのならそれで良いかな、と思っています。

      メディアの影響力ってものすごい大きいですからね。情報は大切ですが、なんでも一括りにしてしまうのはいかがなものかと思います。まったく同感です。

      ひもの結び方まで観てくださったのですか!ありがとうございます!
      お役にたててとても嬉しいです♪

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