【GWに残雪の八ヶ岳】富士見高原から西岳・編笠山周回コース 2025年4月27日

私はゴールデンウイークも平常運転なのですが、今年のゴールデンウイークはどこか行けるだろうかと思っていたら、運良く(?)27日がぽっかりと空きました。24日ごろいつものメンバーに打診したら、話がまとまったので山に行けました。

実は私、この時期の高山に行くのは初めてです。

気象と天気図

天気図

天気図は気象庁のホームページからいただきました。

本州付近で等圧線が波打っていますが、八ヶ岳周辺には悪影響がなさそうです。風もきっと弱いでしょうと。

当日の気象

1:30ころ富士見高原の駐車場に着いたのですが、ダウンと雨具を着ても車中が寒くて仮眠が取れませんでした・・・。標高1300mで外気温2℃。これはちょっと誤算でした。

歩き出しはまだ寒かったのですが、日が昇ると大変快適になりました。雲のない青空、風も弱い穏やかな一日でした。

コースとコースタイム

コース図

コースタイム

5:00 富士見高原駐車場

5:40 不動清水

8:55 西岳

11:00 青年小屋(昼食11:40発)

12:25 編笠山(12:55発)

15:12 石小屋

15:40 盃流し

16:15 富士見高原駐車場

ヤマケイオンラインとの比較

ヤマケイオンラインのコースタイム(休憩時間を含まず)

富士見高原駐車場~西岳~青年小屋 4:15

青年小屋~編笠山~富士見高原駐車場 3:30

実際のコースタイム(行動中の休憩時間を含み、昼食時間を含まず)

富士見高原駐車場~西岳~青年小屋 6:00

青年小屋~編笠山~富士見高原駐車場 4:35

標高2200mあたりから、凍っているところや雪があったためアイゼンの着脱なども含めて行動時間がかさみました。正直こんなに時間がかかるとは思っていなかったので、明るいうちに下山できてよかったです。

富士見高原駐車場~西岳~青年小屋

5:00 富士見高原駐車場

登山者用の駐車場があります。ゴルフやスキー用のところとは別になっていますが、トイレを借りることはできます。

ここから不動清水までの林道ですが、分岐したり合流したりで意外とわかりづらかったので、地図で確認しながら進みましょう。

目印はないけどここは右です。

ここは左奥へ。帰りは右奥から出てきました。

5:40 不動清水

チョロチョロと流れていました。手前の目立たないところにトイレがあります。

ここからようやく登山道っぽくなります。

林道を横切るところが数か所あります。

 

標高2200mあたりから残雪がありました。

日陰はガチガチに凍っていて、軽アイゼンなどが必要です。

標高2300mあたりで急に視界が開けます。

8:55 西岳

快晴!南アルプスがばっちり見えます。写っていませんが、左に富士山も見えました。

ここから編笠山までは、残雪の上を歩きます。軽アイゼンなどの滑り止めが必須です。

青年小屋の手前にある乙女ノ水はしっかり流れていました。

11:00 青年小屋(昼食)

ここで昼食です。

青年小屋~編笠山~富士見高原駐車場

11:40 青年小屋

写真にはイマイチうまく写っていませんが、大きな岩がゴロゴロしていて大変歩きにくく、マーカーも分かりにくいのでここは注意が必要です。雪や氷がない時は、いちいちアイゼンを外すのが面倒ですが、それでも外して確実に行くことをオススメします。

振り返ると、正面やや右のふたつのピークがギボシ、右奥が権現岳です。

ここから山頂まで雪上歩行です。

12:25 編笠山(12:55発)

ほんとに快晴!

下り初めの斜面は強風で煽られて、何回かバランスを崩してヒヤリとしました。

高度感や大岩の具合が伝わりませんが、なかなか怖いところです。

樹林帯まで下れば、標高2200mあたりまで残雪がありますが、それほど危ないところはありません。

シャクナゲは見当たらなかったシャクナゲ公園。

15:12 石小屋

この手前から急に緩やかになります。

盃流しの手前に渡渉箇所あり。

15:40 盃流し

ここまでくればあとちょっと。

行きにも通ったところに合流しました。

16:15 富士見高原駐車場

無事下山です。

終わりに

登山口の標高が1300mとそこそこあるため、朝晩はかなり寒いので注意が必要です。平地は半袖でも過ごせるほどの陽気になることがある時期なので、今回のように油断すると寒くて車中で眠れずに痛い目にあいます。特に私は寝不足で帰りに具合が悪くなり、夕飯を食べきれなかったうえに帰りの車中ではずっと寝ていました。同行者の二名がタフで助かりました。ありがとう。

標高2200mあたりから、残雪と凍結があるため軽アイゼンなどの滑り止めが必須です。

編笠山周辺の大岩がゴロゴロしてるところは、夏場を含めて十分に気を使って歩きましょう。確か、この山行の数日後にそのあたりでケガ人が出ていたはずです。

雪のない夏場でも、初心者はちょっと怖い思いをするかもしれません。慣れた人と行くのをいいでしょう。

本日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

皆さまの登山計画や安全の一助になりましたら幸いです。

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