フルマラソン後の身体
前回の投稿の続きのような内容になります。
https://yamaaruki.tokyo/article/post-1999
大会直後(14:30頃)
運動後はとにかく早目の補給をしなくてはいけないので、チョコバー、ゼリー飲料、給水所のバナナと人形焼をできるだけ食べました。もちろん水、スポーツドリンクも。
走る前に膝にテーピングを施していたので、終わってから外しました。
歩くのはそれほど問題がなかったのですが、外した途端に膝回りが悲鳴を上げ始めました。
テーピングの効果に少々驚きました。
動かないまま時間が経ったことで、身体が硬くなってしまったこともあるのでしょう。
帰りにお店で何か食べるつもりだったのですが、そんな気分にはなりませんでした。
疲労困憊です。
新川崎駅までの道のりは、まぁとても遠く感じました。
普段なら積極的に階段を使うのですが、この日ばかりはエスカレーターを探しました。
帰宅後(16:30頃)
家に近づくにつれて体の重さが増し、帰宅後にシャワーを浴びたらグッタリとなってしまいました。子供は遊んでほしそうでしたが、ごめんねと言って横になっていました。
小一時間横になって夕食を摂ったのですが、本当に病人のように体が動かなかったので、よく噛みながらゆっくりと食べました。
以前患者さんから「フルマラソンの後はとても体が冷える」と聞いていました。
そんなことないだろうと思っていたのですが、帰り道だけでなく帰宅後も寒さを感じました。
筋肉痛や関節痛だけでなく、なんとなく熱があるようなだるさを感じたので体温を測ってみたら37.4℃ありました。
これも寒さを感じる原因の一つだったのかもしれません。
結局7時半には布団に入って、子供より先に寝てしまいました。
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11月24日
翌朝には36.4℃となり、ほぼ平熱に戻りましたが、予想通り激しい筋肉痛などがやってきました。
床から立ち上がったり座ったりもやっとのこと、子供と公園に行っても何もできませんでした(笑)
走っている最中は腹筋、内転筋、ハムストが痛くなって脚が出なくなりましたし、ふくらはぎは攣りそうになりました。
しかし激しい筋肉痛になったのは下記の筋でした。
膝の外側痛(腸脛靭帯炎)
ふくらはぎ(腓腹筋外側頭)
ふともも(外側広筋)
腕(上腕筋)
腕は肘を曲げたまま4時間以上固定していたので納得です。
脚に関しては、ちょっと意外でした。
外側広筋、腸脛靭帯、腓腹筋外側は、身体の側方動揺(左右のブレ)に対して安定させる作用として、また膝をクッションにして地面からの衝撃を受け止めているため、と推測しています。
遠心性の収縮が盛んに行われていたと思われます。
側方動揺に対しては臀筋群が最も働くものかと思っていました。
股関節ではなく膝で踏ん張る癖があるのかもしれません。もっと股関節が使えるようにトレーニングしたほうが良さそうです。
11月25日
起床時は膝外側が痛みましたが、前日よりだいぶ落ち着いてきました。
歩行や自転車はほぼ問題ありませんでしたが、階段は若干きつかったです。
この日は無事に仕事に行くことができました。
しゃがむ動作で膝に多少の痛みを感じましたが、業務に支障があるほどではありませんでした。
11月26日
筋肉痛や関節痛は、どうにか普通に動ける程度には回復しています。
体力がまだ戻り切らないようで、仕事帰りに自転車で上る坂道はまだ少々キツイです。
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まとめ
振り返ってみると、給水給食で糖分は補給できましたが、塩分は少なかったように感じます。
塩分を摂取できそうなものは、薄めのスポーツドリンクだけでしたので。
それほど派手に汗をかいた覚えはないのですが、身体の異変はもしかしたら塩分が不足していたのかもしれません。
軽い熱中症のようになってしまい、帰宅後の食事で塩分が補給され、睡眠をとって回復に向かったと考えるのが妥当なように思われます。
強い運動や長距離走で貧血になることがありますが、今回の私の身体についてはあまり関係はないかなと思っています。
①地面はアスファルトではなく土や砂利だったこと。
②シューズもクッションが入っているものを使ったこと。
③軽い熱中症の疑いはあるが、鉄分が枯渇するほどの汗をかいている様子はないこと。
が理由です。
身体が疲れ切ると熱が出て食欲がなくなるのは、きっと熱中症なんだな、と思いました。
ある意味貴重な体験でした。
仕事でストレッチとかマッサージとかしているにもかかわらず、敢えてストレッチやマッサージをしないでどれくらい回復するか、を試してみました。
普通に食事して休んでの生活で、思っていたより回復するものですね。
いつも以上に良く眠れたことが、功を奏したのでしょう。
相当きつい運動後でも、2日くらいで日常生活に戻れることがわかりました。
本日も最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!