登山の運動生理学とトレーニング学

まだ全部読んでいませんが、最近こんな本を読んでいます。

700ページ近くあり、3000円くらいする本です。

 

かなり専門的で難しい本のように感じますよね。

データ、グラフ、表が多く、読み物としては少々取っつきにくいでしょうけど、必要なところをかいつまんで読むだけでもためになります。

 

 

 

総論的なところだけでも、かなりドキッとする内容がとてもたくさんあります。

 

例えば、中高年で登山をしている人は、その年齢の平均的な方々より体力やバランス感覚などが優れているというデータがありますが、そういう方が遭難事故を起こしているという事実も浮かび上がっています。

 

体力と経験値には多少自信があるのですが、そういった人が十分気を付けないといけないんだなぁといわれているわけです。

先日も何気なく下ったら道を間違えたし。

 

 

ほかにも摂取するべき水分量とカロリーの目安、脱水症状や疲労についてなど生理学的なデータや注意するべきことが書かれています。

個人的には個別のトレーニングよりこっちの内容が面白かったです。

 

 

登山やハイキングをする方とトレーニングの話を伺いますと、

・ウォーキング

・自転車

・駅で階段を使う

といったことを普段から行っているとの答えが多いです。

 

もちろんまったくやらないより、少しでもやっておくほうが良いに決まっています。

 

しかしながらこの本では、

「そのトレーニング、本当に十分な効果がありますか?」

という疑問を投げかけてきます。

 

 

例えば登山のために上記のトレーニングをしていても、実際の山ではあっちこっちが痛くなったりバテてしまったり、ってことはよくあることだと思います。

 

例えば私ですが、バテることはほとんどありませんが、筋肉痛にはなります。

ということは、すでにトレーニング不足なわけです。

ところがトレーニング量や内容を見直していません。

相変わらずランニングのみです。

 

平地のスポーツと違い、登山のトレーニング不足は最悪の事態につながりかねません。

怖い目に合う前に見直す必要があります。

 

 

平地のウォーキングだけでは、登山の時のように心拍数があがりません。

自転車だけでは下りで使う筋力の強化にはなりません。

駅の階段だけでは時間が短すぎます。

 

 

もちろん一番のトレーニングは、実際山に行くことです。

そうも言っていられないので、平地でも登山のための補助トレーニングが必要です。

 

 

 

自分の課題の見つけ方や、それを補うトレーニング方法の部分だけでも読んで実践し、登山を楽しめる体を作っていきたいと思います。

 

 

 

本日も最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です