【秋の奥秩父ハイキング】大平高原から乾徳山(けんとくさん)2024年10月31日
夏から秋にかけての山行が、いろいろな条件が整わずにお流れになっていましたが、ようやく実施できました。
今回は、山梨県の乾徳山(けんとくさん)です。
そこそこ険しい鎖場や岩場があるので、中級者コースだと思います。
2022年7月に行ったのですが(記録は下のリンク)、良いところだったので別の仲間を連れて行きました。
天気図と気象
例によって気象庁のHPからいただきました。
ここ1週間くらいは移動性の低気圧と前線、さらに台風21号の影響でイマイチな天気が続いて、当日の中止かもなぁと思っていました。
しかし、この日だけは良い天気になりました。
台風21号の影響で上空は風があるかと思いきや、歩いているときはほぼ無風だったので、暑くも寒くもなく、とても快適な山歩きになりました。
コースとコースタイム
コース
今回は、うまくデータが取れていました。
予定では、乾徳山山頂を超えて水のタルあたりの分岐から四辻に向かって下山する予定でしたが、分岐の位置が良く分からなかったため山頂に引き返して月見岩に下山しました。
あとで確認したら、もう少し先に分岐があったようですね。行けば分かるだろうと油断しました。予習不足です。
実際のコースタイム
休憩や昼食は特に記録していませんが、適宜とっています。
8:32 大平高原駐車場
10:05 月見岩
11:40 乾徳山山頂 着
11:50 乾徳山山頂 発
13:26 月見岩
13:56 四辻
14:48 大平高原駐車場
ヤマケイオンラインとの比較
大平高原駐車場~月見岩~乾徳山 2:45
乾徳山~月見岩~四辻~大平高原駐車場 2:15
下りは一度ルートを間違えたので、休憩時間を合わせるとほぼコースタイムくらいかな、といったところです。
大平高原駐車場から月見岩
8:32 大平高原駐車場
駐車場の横は工事中でした。
国道140号から駐在所近くの分岐を入ります。かなり細い道ですが、帰りには大型のミキサー車とすれ違いました。
平日だからでしょうか。到着は8:30近かったのですが、まだまだ駐車スペースがありました。
駐車料金は800円です。支払うと、ナンバープレートと駐車場所をチェックしてくれます。
駐車場を左に出て、太陽光パネルの横の車道を5分ほど歩くと登山道との分岐を右です。
ここからは、車も通れる林道とそのショートカットの登山道が入り組んでいます。
何回もその林道を横切ります。
迷っても大事故にはならないでしょうけど、きちんと地図やスマホで現在地を確認しながら歩きましょう。
9:27 林道との分岐
この道標のところを写真の右上に入ると、林道がなくなって登山道になります。
この辺りは、まだ紅葉が見頃です。
ここを過ぎて少しきつい上りをこなすと、月見岩までは傾斜が緩くなります。
木々の隙間から富士山を拝めるところもありますよ。
10:05 月見岩
写真の真ん中右寄りの木に隠れているのが月見岩。その奥が乾徳山。
月見岩の上からの眺めはいいですよ♪
ここからは、鎖場や岩場が出てきます。基本通り、三点支持でいけば問題ありませんが、不慣れな方は同行者がいるほうがいいです。
鎖やロープは、登りではあまり必要性を感じないかもしれませんが、下りではとても頼りがいがあり安心感があります。
しかし、どちらにしても頼りすぎないで、あくまでも補助的なものとして扱いましょう。
10:54 髭剃岩
登山道は、この隙間を通らずに右です。
隙間を入ってみたい方は、ぜひ行ってみてください。あちらは断崖絶壁です。
11:06 雷岩
写真には写っていませんが上段あって、そっちは2本ぶら下がっている鎖のうち右を選んだほうが上りやすいです。
11:30 鳳岩
山頂直下の名物ですが、迂回路があるので安心です。
11:40 乾徳山山頂 着
山頂から敢えて富士山ではなく南アルプス!富士山の初冠雪もまだですし、南アルプスにも雪はまだないです。
11:50 乾徳山山頂 発
ここから山頂の反対側へ下山したのですが、すぐに見つかると思っていた分岐がなかったので戻ってきました。
12:10 再び乾徳山山頂
再度写真を撮って出発。鳳岩は迂回路を使います。
少し下って開けたところで昼食。
岩場は、下山のほうが怖いですね。特に雷岩を下りるのは怖さを感じました。
13:26 月見岩
写真も撮らずに、少し休憩して出発。
すすきの間を下って樹林帯に入ると紅葉していました。もうすぐ散りそうな雰囲気です。
13:56 四辻
写真の左から降りてきて、奥へ進みます。
ここから少し上り返すのをすっかり忘れていて、疲労感倍増でした。
このあたりの林道はまだ紅葉がきれいでした。
14:48 大平高原駐車場
無事下山!
駐車場前の道標です。黒金山の登山口までは、車で行っても良いっぽいです。
終わりに
はじめの方にアプローチについて書きましたが、国道140号から駐在所の近くを入って大平高原へ上がっていきます。
全体的に道は細いのですが、帰りには大型のミキサー車をすれ違いました。
朝は、下りてくる車のことを考えなくても平気そうですが、帰りは登山者ではなく工事の車が上ってくるかもしれません。
登山道は、林道とショートカットルートが入り組んでいるところはスマホなどで確認が必要ですが、それ以外のところは迷う心配は少ないと思います。
岩場や鎖場があるため初心者にはあまりおススメできませんが、少し慣れた方なら短時間で樹林帯と平原と岩場を経験できるとても良いルートです。
ぜひお試しください。
本日も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。