傷の手当て

少し前までは傷を消毒して乾燥させ、かさぶたを作ることが基本でした。最近ではウェットドレッシングといって傷を乾かさずに治す方が、早くきれいに治って良いと言われています。
私も何回か試したので、紹介します。
1、雪駄ずれ
夏になると雪駄や草履を履きます、シーズンのはじめにはだいたい小指側の足背がすりむけます。だいたい1センチ×1センチくらいの大きさで擦れます。出先だと履き替えられないのでがまんして履いてしまい、少しえぐれてしまうこともあります。
傷を水道水できれいに洗ってから、傷より少し大きめにサランラップを切って当てます。その上からラップからはみ出た浸出液を吸収するためのガーゼを当てて、さらに上からテーピングでとめました。材料費はほぼかからないので、入浴時に交換しました。
かさぶたができるまで待つよりよほど快適でした。二日目あたりから傷の様子が変わり、ふさがってきて、薄皮が張り出しました。薄皮が張ったらもうケアをしなくていいので、かなり早く治ったと思います。ただ、肌が弱いせいか傷の周りがかぶれてかゆくなりました。
2、アトピー
掻き壊してしまった発疹のところを洗って、同様にラップ、ガーゼで対応した。しかし傷が塞がるどころか、蒸れて痒さが増してしまい、悪化させてしまった。結局放置して、かさぶたができては掻き壊す、といったことをを繰り返して徐々に落ち着いた。
3、かぶれ(接触性皮膚炎)
今回はラップではなくドレッシング剤(傷パワーパッドみたいなやつ)を使ってみた。浸出液を吸収してくれる間はまずまず良好なのだが、吸収しきれなくなるとはみ出してくる。ドレッシング剤の上からガーゼを当ててみた。傷が塞がるのは早いが、すぐに発疹ができて、また皮膚が破れて傷になってしまった。かさぶたになっても動くとすぐに裂けてしまって、非常に厄介だった。
個人的な感想
すり傷や切り傷といった、いわゆるケガにはとても効果的で良かったです。今でもちょっとしたケガには同様の処置をします。皮膚炎のような病気にはあまりいい影響はありませんでした、むしろ悪化させることがあります。
傷パワーバッドの説明書に皮膚炎には使わないでください、と書いてあるのを後日発見しました。説明書は読まないといけませんね。

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